洋型の墓石を建立しました。2023年11月

墓石の大きさ:【間口】2,260mm

       【奥行】1,820mm

       【面積】4.1㎡

使用した石種:【石塔】カンボジアG615(カンボジア産)

       【外柵】623(中国産)

こんにちは。埼玉県久喜市、加須市、幸手市、白岡市で墓石の建立を中心に仕事をしている石材店、服部石材店です。

石塔に使ったG615は石の目が細かく、若干青みがかっています。

石塔正面の文字は「2段彫り」という縁取りをする彫刻をしました。2段彫りでは文字に色を入れないことが多いですが、今回は文字を見やすくするため白い塗料を入れました。

2段彫りは文字を深く彫り込まないため、汚れがたまりずらいです。縁取りがあることで文字が浮き出たようにはっきりと見えます。どんな彫刻が良いか好みがあると思いますが、メリット・デメリットをしっかりとご説明し、お施主様と一緒に考えていきます。

今回の墓地は久喜市外で当社での建立はあまりない墓地でした。

基礎工事の際、周辺の墓石に若干の傾きがあることや、お寺周辺の環境を確認し、地盤深くに水が多く含まれていると予想しました。

深く掘り下げると予想通りに水が出てきました。

水が多く含まれている層よりもさらに下の強固な層まで1メートル以上掘り下げ、コンクリートを流し込み基礎コンクリートと一体のコンクリート現場打ちの杭を形成します。

希望通り・期待以上のデザインのお墓が完成すること以前に、「傾かない」ということは絶対条件だと思います。